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歯および歯周辺部位の疾患を扱う診療科です｡一般によく知られている対象疾患には虫歯や歯周病､義歯､歯並び矯正､ｲﾝﾌﾟﾗﾝﾄ(人工歯根)などがありますが､口内炎や顎関節症､口腔腫瘍といった疾患も対象とされています｡
歯科といえば虫歯予防や治療､入れ歯･さし歯､歯並び矯正といったｲﾒｰｼﾞがありますが､近年では口腔外科を含めて歯科と総称するｹｰｽもあります｡口腔外科分野では口腔腫瘍や顎骨再建､顎口腔ｲﾝﾌﾟﾗﾝﾄ､顎癌面外傷など広範囲の疾患を対象とした診療を行なっています｡また最近ではﾎﾜｲﾄﾆﾝｸﾞや歯並びの美しさなど美的な面を専門とする審美歯科も増加してきました｡
歯科医師数は一般歯科･矯正歯科･小児歯科･口腔歯科ともに増加傾向にあります｡特に矯正･口腔歯科は伸びが増加数が大きく今後もﾆｰｽﾞは高くなっていくと考えられます｡小児歯科は少子化の影響もあり大きな需要の増加は見込めない一方､高齢社会化を受けて高齢に伴う歯科疾患診療ﾆｰｽﾞは増えると思われます｡
歯科診療は歯科･小児歯科･矯正歯科･歯科口腔外科･歯科麻酔科などに分かれます｡一般歯科(総合歯科)は主にう蝕(虫歯)､歯周疾患など､小児歯科は虫歯予防･治療､唇顎口蓋裂など､矯正歯科は歯列矯正など､口腔外科は親知らずの抜歯など､麻酔科は全身麻酔などの診療を行なっています｡
う蝕(虫歯)､歯周･歯髄疾患､抜歯､咬合､咀嚼障害､過剰歯･小帯手術､不正咬合(叢生･空隙歯列･上顎前突･反対咬合･開咬)矯正､顎変形症矯正､補綴処置(入れ歯･さし歯)矯正､摂食･嚥下障害のﾘﾊﾋﾞﾘﾃｰｼｮﾝなどが対象疾患となります｡
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